2010年01月28日

DPC分析システム「ヒラソル」、サービス停止で混乱(医療介護CBニュース)

 コンピュータープログラムソフトの開発・販売などを手掛ける「メディカルアーキテクツ」(東京都新宿区)による急性期病院向けのDPC分析システム「girasol(ヒラソル)」の運用が1月15日に停止し、今後の事業継続をめぐり混乱が起きている。18日には、同社の元役員が代表を務める会社が事業継承に向けてメディカルアーキテクツと協議していることを明らかにしたが、取引先の病院による他社のサービスへの切り替えが既に進んでおり、ある病院団体の幹部は「いまさら再開すると言われても」と困惑気味に話している。

 メディカルアーキテクツが運用してきたヒラソルは、各病院が厚生労働省に提出する「DPCデータ」を利用したDPC分析システム。疾病ごとの治療パターンや後発医薬品の使用状況などを他の病院と比較(ベンチマーク)することで、自院の経営状況の相対的な位置付けを分析できる仕組みで、病院関係者の話では、同業他社のサービスに比べて安価で利用できる点などが好評だった。
 メディカルアーキテクツのホームページによると、ヒラソルには赤十字病院や労災病院、厚生連病院、自治体病院、民間病院など全国の約550病院が参加していた。

 しかし、同社代表の共同経営者が昨年9月末に退職すると、11月18日に同社はヒラソルに関して、「以前に分析した結果と新たに分析した結果が異なる場合がある」などの問題があることを明らかにした。
 同社が12月14日付でヒラソルの利用病院などに送付した文書では、▽バグの修正が困難▽新経営体制を組むことが困難―の2点を挙げて、健全なサービス提供が難しいため、サービスを1月15日で停止すると告知。病院側が昨年11月18日以降に前払いした利用料については、「返金させていただく方向で考えております」と説明していた。

■「今後の健全なサービス提供は難しい」
 ヒラソルのサービス停止から3日後の18日には、メディカルアーキテクツを昨年9月に退職した元共同経営者が代表を務める会社が、同社か別会社によるヒラソルの事業継承に向けた協議を行っていることを明らかにした。
 これに対してメディカルアーキテクツ側は、ヒラソルを利用していた病院に同日付で送付した文書の中で、事業継承の協議を行っていることを認める一方で、「今後の健全なサービス提供は難しいと考えており、現在もその考えは変わりません」と改めて説明。前払い金については、「引き続きご返金処理をさせていただく予定につきましても変更はございません」としている。しかし、ヒラソルを利用していた病院によると、具体的な返金方法などの連絡は22日正午現在、届いていないという。

 ヒラソルは、2006年のメディカルアーキテクツ設立以降、病院団体による後押しもあって急速にシェアを拡大してきたが、サービス停止の告知を受け、病院による同業他社のサービスへの切り替えが進んでいる。
 ある病院団体の幹部は「(サービスを)再開するといまさら言われても、少し無責任ではないか。信用を取り戻せるのか」と話している。


【関連記事】
【中医協】DPC対象病院、薬剤師の病棟配置への評価は見送り
【中医協】DPC新係数、「チーム医療」は来年度の導入見送りへ
【中医協】DPC新係数、4項目の導入を正式決定
【中医協】DPC新係数、「診断群カバー率」に異論
DPC新係数候補、7項目の概要

35歳で年収300万以下 団塊ジュニアの苦難続き人生(J-CASTニュース)
穀物供給国の事情視察へ=安定調達に布石−政府(時事通信)
第2次補正予算案、午後に衆院通過へ 集中審議めぐり与野党対立(産経新聞)
<八ッ場ダム>千葉地裁も原告の訴え棄却 建設負担金訴訟(毎日新聞)
<脅迫>小沢幹事長宅に実弾?入り郵便 政治姿勢を批判(毎日新聞)
posted by ヒヤマ トキオ at 12:34| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。